整骨院・整体院の売上アップのコツとは!?

目次

整骨院・整体院の売上の仕組み

今回のテーマは整骨院・整体院の売上アップにつながるコツについてです。

整骨院・整体院さんが一度は悩むポイントだと思います。しかし、極まれに悩まれずに、『うちは売上には困っていないよー』という天才的な整骨院経営者の方がいます。そういう方には、一見必要ないじゃないかと思われがちですが、それは大間違いです。

売上を上げるコツというのは、『なぜ売上が上がるのか』という本質を理解する必要があります。ですので、うまくいっている整骨院経営者の方は、なぜ自分の院がうまくいっているかを分析し、言語化する必要があります。それができて初めて、再現可能となり、経営がさらに安定化するのです。

整骨院・整体院経営をする上で、売上の構成は至極単純です。

しかし、その単純な売上構成を理解し、深く落とし込む必要があります。

まずは基本です。

1ヶ月の売上 = 単価 × 1ヶ月の来院患者総数 

『え?これだけ?』と思われるかと思いますが、これだけです!

では、この計算を意図的にされている経営者の方はどれくらいおられるでしょうか。

私の経験から、おそらく20%もおられないと思います。

どちらかの数字が上がれば、自ずと売上は上がります。

なんとなく設定している方がおられたら、

一度見直してみるのもアリだと思います。

整骨院・整体院の単価はいくら?

ご自身の単価設定は適正なものでしょうか?

なんとなく決めていないでしょうか?

『治療時間』や、『分単価』、『治療内容』、『ライバル院の料金』などを基に計算されていますか?

保険を取り扱う整骨院では、基本的な金額は、請求部位数によりますが、

窓口負担金と保険請求金額を合わせて1,000円~1,500円ほどだと思います。

そこに、矯正や、整体、鍼灸などの自費部分を加算していきます。

その金額を合わせると、比較的多いゾーンは2,500円~4,000円の範囲です。

よく言われるのは、

1分あたりにもらう金額は100円以上にしましょうということです。

仮に患者さんに施術する時間が30分になりますと、3,000円になります。

1人院の治療院さんの場合、

1時間に診ることができる患者さんが2人であれば6,000円になります。

1日8時間としますと、22日営業と仮定しますと、

8時間 × 6,000円 × 22日 = 1,056,000 円

となります。

これは1ヶ月の売上の限界値になると思います。

一番初めに書いた計算式に当てはめますと、

3,000円(単価) × 352人(1ヶ月の来院患者総数) = 1,056,000円(売上)

このようになります。

しっかりと経営されている先生で、1ヶ月の1人あたりの実際の売上金額は、

およそ80万円~150万円です。

中には1ヶ月に200万円や300万円の売上を上げている先生もおられるかと思いますが、真似をするのは難しいですよね…。

来院患者数について

先程の来院患者さんの総数は、352人という数字でした。

そちらの人数を予約で埋めるためには、新患さんだけは難しく、

新患さんに、既存患者さんのリピートが影響してきます。

仮に、20人の新患さんが来院しまして、

4回リピート(来院)する人が8割いるとします。

そうしますと、16人の方が、4回来院することになります。

※単純計算のため細かい要素は省略します

月に4回来院しますと、来院患者総数は以下になります。

新規の患者さん × 平均リピート回数 × 月間リピート

20人(新規) × 0.8(リピート率) × 4回 = 64人

1ヶ月目は64人でしたが、2ヶ月目も同様に集客し、

それを繰り返しますと、3ヶ月目には192人となります。

これでは目標の352人に全然達成しないですね…。

新患さんが20人で、月に4回来てくれる人が8割で、

その8割の人が3ヶ月で完全離脱する場合には、

3,000円の単価では100万円に到達しないです。

ここで皆様はこう考えるでしょう。

広告費を増やして新患さんを増やすのか?
単価を上げようかな?
それともリピート率・回数を増やして、LTV(Life Time Value)を上げるのか?

広告費を上げたからといって必ずうまくいくとは限りません。

また、単価を上げるとその分集客が難しくなり、

6,000円の単価にすれば、おそらく10人を毎月集客できれば良い方だと思います。

単価が高ければ、しっかりとした治療技術や仕組み、セールストークがない限り、

リピート率は低くなるでしょう。

まず意識すべくはリピート率と回数になります。

データを確認するところから始めて、

★全体のリピート率はどれくらいなのか
★何回目で多く離脱をするのか
★リピート率が高い人の症状や傾向は何か
★男性なのか、女性なのか、年齢はどれくらいなのか

データを確認するだけでかなりの情報が得られます。

そのデータを基に、『治療方針』や、『話をする内容』、『アフターフォロー』など、

取り組みが変わってきます。

ここまで徹底してデータを分析し、改善している院はかなり少ないです。

そして一度向き合うだけではなく、定期的に見直すことが必要だと思います。

なぜなら時代と共に、患者様のニーズはもちろん、自分自身も変化しているからです。

まとめ(大事なのは必ずデータをとること)

今回のテーマは『整骨院・整体院の売上を上げるコツ』についてでした。

大事なのは必ずデータをとることです。

そして、データをしっかり分析してください。

自院に合った単価を決めて、月間の目標患者数を理解することからスタートです。

そうすると、1日の目標人数が出ますので、その患者さんを集客していきましょう。

売上が大きくなればなるほど、店舗が増えれば増えるほど、

データ分析が必要になってきます。

自分自身で難しい場合は、専門のコンサルタントに外注するのも一つです。

LTVやCPA、KPIの分析は専門のHP会社さんに、

売上から見る広告費の分析や投資効率の分析は専門の会計サポートに、

リピート率や治療技術の改善には治療家のコンサルタントに、

『餅は餅屋』という言葉もありますので、

この機会に色々と探されてみるのはどうでしょうか。

弊社DOORSも様々な方をご紹介できますので、

ご興味ある方はお気軽にご連絡くださいね!

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