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【必見】 これだけは覚えておきたい整骨院・整体院の経営数字!
今回のテーマは整骨院・整体院経営における覚えおきたい数字についてです。
数字というと難しくなりがちですが、簡単な数字だけですので、しっかり意識をして経営していきましょう!
人件費率はどれくらいが適正か
『人件費率はどれくらいが適正なの?』といった質問は、聞かれることがしばしばあります。
実際にこれが正しい!絶対にしなければいけない!なんてことはなくて、あくまで目安の数字となります。
人件費率というものは売上に対する人件費の割合になります。(人件費 ÷ 売上です。)
しかし、これは一概には言えず、整骨院の規模別に考えていくのがベストだと弊社では推奨しております。
売上100万円/月の場合
100万円の売上の整骨院ですと、おそらく1人院になるかと思います。
この場合は、支出をしても10%前後だとお伝えしております。
受付のスタッフさんを雇っているケースがこの数字になるでしょう。
売上100万円~200万円/月の場合
100万円~200万円の売上のケースですと、1人院のところは少なく、
治療者は経営者以外でもう一人はいる場合が多いかと思います。
その場合の人件費ですと、20%前後が妥当でしょう。
200万円だとしますと、40万円の人件費となります。
受付のスタッフさんに10万円、治療のスタッフさんに30万円が目安となります。
売上200万円~300万円/月の場合
200万円~300万円の売上の整骨院ですと、治療スタッフは2人~4人だと思います。
このくらいの売上から各整骨院によってバラつきがでてきます。
治療者2人で回しているところは20%になっておりますが、だいたいは3人だと仮定しまして、25%前後が妥当でしょう。
売上300万円/月を超える場合
月の売上が300万円を超える場合は、3人以上の治療者がいるのが一般的だと思います。その場合の人件費は25%~35%となります。
経営者が治療に入っていない場合ですと、40%でも問題ありません。
この数字を用いて、評価制度、キャリアップを作成すると大きなズレはないでしょう。
広告費率はどれくらいが適正か
広告費はどれくらいがかけていいのか、というのもよく質問をされます。
こちらは、船井総合研究所様でも言われているように、売上に対して10%を投資するのが望ましいです。
100万円の売上の場合でしたら、10万円となります。
10万円の内訳 一例
・5,500円(エキテン)
・50,000円(PPC)
・15,000円(PPC運用代行)
・10,000円(HP維持費)
・20,000円(チラシ印刷、デザイン、HP修正)
こちらは定期的に売上と投資のバランスをしっかり分析していくのがベストです。
家賃比率について
家賃比率に関しては、前回のブログでお伝えしましたように、売上に対して10%前後を目指していきましょう。
整骨院・整体院の集客は、通りがかかりよりも、最近ではオンラインがメインとなっているため、数年前からこの家賃が5%前後になっている院も増えてきております。
家賃比率が少なくなると、家賃が比較的安い、駅から遠い場所や田舎の地域になることが多いです。立地がその分悪くなるのが一般的であり、広告費にお金をかけていく傾向にあります。
そのため、家賃と広告費を合わせて売上に対して20%というのが弊社の見解になります。
ご自身の整骨院ではどうでしょうか?
向き合ってみると、意外に気付きがあるものですよ!
利益率について
目指すべき利益率も、売上に応じて変動します。よく売上が1億円いったよ!なんて聞くことがありますが、利益はいくらなのか、というのがとても大事なポイントとなります。
売上はもちろん意識すべきですが、同じく利益も重視してください。
たくさんのお金を稼いでも、いつの間にか出ていくことが多く、気がついたときには手元にお金が全く残っていなかった…というのが治療院経営者あるあるではないでしょうか。
そのような状態になることを防ぐために、目指すべき利益率を知っておきましょう。
月売上100万円の場合・・・40%
月売上200万円~300万円の場合・・・30%
月売上300万円~500万円の場合・・・25%
月売上500万円~20%
これを見るとお気づきだと思いますが、売上が増えても意外とお金はそこまで残らないのです。
中には効率よく利益が残る仕組みを導入されている場合もありますが、人が売上を生み出すサービス業では、必然的に売上と共に利益率は下がってきます。
それは、売上を維持するための【管理費用】が増えていくからです。
新しい従業員、新しいサービス提供のノウハウ、集客コンテンツ、社内マニュアル作成、社内評価制度、社内教育・・・
このように、売上が増えていくと共に、やるべきことや新たな投資が増えていきます。理想の整骨院経営のスタイルを見つけるのが重要となるでしょう。
手元資金や借入金について
ここまで整骨院経営における大事な数字をいくつかお話しましたが、そのほかにも目安となる数字があります。
『手元資金はどれくらい必要なのか?』という疑問を持つ先生がいらっしゃいます。
これはコンサルタントによっても言うことが変わるのですが
あればあるだけいいです!というのはもちろんですが、最低限、月々のランニングコストの3ヵ月分は用意しておきましょう。
何が突然あるかわからないのが経営ですので、チャンスに投資、リスクを回避するための準備資金は確保したいところですね。
『借入金額はどれくらいまで妥当ですか?』というお話もあります。開業資金は必要なお金を用意するだけですが、数年経営をしていて標準的な借入の目安は、月の売上の4倍~6倍となります。
月300万円の売上ですと、1,800万円が限度額になります。
年商を超えて借入がある方は危険水域となりますので、必ずそれまでに借入の金額はストップしておきましょう。
実際の資産状況にもよりますし、あくまで目安となります。
ご自身ではなかなか管理が難しいという方は整骨院・整体院等の会計サポートに強い、弊社にぜひご相談ください。
一緒に理想の院・理想の数字を見つけていくお手伝いをさせていただきます。
全体的にどういうサービスなのかを詳しく聞きたい方は、まずはドアーズまでご相談ください