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開業前に知っておきたい整骨院のホームページ集客【その2】
前回のブログでは、ホームページ(HP)会社の選び方や、HP集客の基本的な知識について書きました。
まだご覧になられていない方は、そちらから読んでみてください。
今回は具体的な作り方になります。
HPを作られる前の方はもちろん、すでに作っている方も参考になればと思います。
HP作りでの注意点
コンセプト・USPをしっかり設定する
HPで集客をするためには、整骨院・整体院としてのコンセプトをしっかりと設定しなければいけません。
HP会社のデカスリート様では、コンセプト設計の方法として、3つの要素が大事であるということを発信していらっしゃいます。
・独りよがりにならないこと
・スケールできること(ビジネスとして成立すること)
・経営者の想いをだせること
この要素を踏まえて、自院の強みや他院との違いを言語化し、HPで表現できることが良いと考えられています。また、USPもマーケティングにおいては大事です。
USPとは・・・
・Unique ……… 独特な、唯一の
・Selling ……… 販売手段
・Proposition … 提案、計画
患者さんからみた治療院の『売り・強み』を言葉で表す考え方となります。
コンセプトとUSPは似ているのですが、実際は違いがあります。
それは『どちらの目線に立っているか』です。
コンセプトは、自院として何を打ち出したいかを見つけるもので、USPは患者さんにとって自院の独自性を見つけるものになります。
この考え方は様々な企業が取り入れているので、一例をあげておきます。
・ダイソン …… 『吸引力のかわらない、ただひとつの掃除機』
・アップル …… 『ポケットに1,000曲のミュージックライブラリを』
・吉野家 ……… 『はやい・うまい・安い』
各企業の商品となるイメージがわかりやすいといった特徴があり、顧客のニーズをしっかりとらえています。
治療院も独りよがりにならないような、患者さんが求める治療というサービスをHPで言語化できればいいですね。
まずは、得意な治療や、来院されている方の悩みが多い症状で、多くが回復されている症状のデータ分析をしていくのも、USPの設定の足掛かりとしては有効かと思います。
症状ページは情報を多めにしっかりと内容を伝える
症状ページについてですが、情報を多めにしっかりと内容を伝えます。
治療を通して患者様の未来をみせることができるかが大切です。
症状ページの作成は、悩みがある患者様が検索をする上で重要となります。
どのような症状を治してくれる院なのか、その症状に対してどのような治療が行われるのか、その治療をするとどういう結果になるのか(完治)、そういった情報を症状ページで知ることができれば、来院につながります。
そこには、同じ症状で悩んでいる方の口コミや、治療を終えて良くなったことがわかるインタビュー動画があればもっと良いですね。
地域でニーズの多い症状や、悩んでいる方を治せる治療院が少ない地域もありますので、できるだけ多くの症状を載せることが望ましいです。
最近はしっかり作り込んでいる治療院(100症状を作っている治療院もあります)も増えており、差がつきにくくなっていますが、症状ページを作りこんでいるHPとそうではないHPでは大きく違いますので、1つでも治療ができる症状があれば、HPに反映していきましょう。
口コミをしっかり集める
患者さんは、紹介で来院する以外で、HPの何を見て来院されているのでしょうか。
来院するきっかけの多くは痛みや健康についての不安です。
その悩みを検索エンジンで検索したときに、いくつものライバル院が検索結果として出ている中で、自分の院を選んでもらわないといけません。
検索している患者さんの一番心に響くのは、同じ悩みを持った他人が改善したという実績です。
その他にも知人からの紹介は、安心感があるので、より来院につながります。
人は失敗したくない生き物なので、初めての場所に行くときは慎重になりますよね。
また、健康に関する悩みは特に慎重になるでしょう。
その中で、自分と同じ悩みを持った人が、その悩みを解決してくれるような整骨院だとわかれば、来院につながるきっかけとなるでしょう。
紹介ほどの安心感はないですが、第三者からの評価があれば、行動につながりやすくなります。
その数が多いのはもちろん、より具体的な質の良い口コミがかなり効果的になります。
口コミにも種類があり、デカスリートの金谷さんは以下のように段階分けしています。
アンケートのみ → Googleの口コミ → 顔出しアンケート → 顔出し+がっつりアンケート → 動画インタビュー
上にいくにつれて製作のハードルが上がります。
簡単なことはみんなができるので差が付きにくいものです。
実際に動画インタビューまでされている整骨院の先生はかなり少ないですが、時間や労力やコストがかかることは真似をできる人が少ないので価値があります。
他院との差別化を図るために、他院のやっていないことをしっかりがんばっていきましょう!
まとめ
開業前に知っておきたい整骨院のHP集客について、基本的なことを書きました。
まずは、整骨院の事情に詳しい専門のHP会社を選ぶところから始めていきましょう。
リース契約ではなく、開業資金でお支払いできる範囲で選び、しっかりと出店する地域に治療ニーズがあるかどうかを調査した上で、集客をしていきましょう。
口コミを集めていくのは、忍耐強くコツコツと継続できるかが重要なポイントとなります。
口コミや動画は資産となりますので、大変な作業ですが、がんばってくださいね!
弊社では融資の際にはHP費用までを資金として計算し、しっかりと希望金額で融資実行のお手伝いをしています。
今は従業員として働いていても、将来に整骨院・整体院を開業したいと少しでも考えている先生は、お気軽にご相談ください。
DOORSはチャレンジをする先生方を応援しております!